2017年2月から韓国慶尚北道安東市に所在する世界文化遺産である河回村にて日本人観光客様のご案内をさせていただいております石川裕子(ゆうこ)改め文裕美(ムンユミ)が、このあまりにも豊かで美しく価値ある文化遺産における日々が記憶の中にのみとどまるのが惜しまれ、関心をお持ちの方々の目にとまるべく広く公開することを試みたものです。河回村は朝鮮の華です。どうぞごゆっくり朝鮮半島の華、朝鮮儒教文化の華、河回村の魅力に浸ってくださいますように。

<ガイド関連>

同行のガイドは無料です。10月から3月の冬季は9時から5時まで、それ以外は9時から6時まで案内所に勤務しております。

週末は基本的に各言語に2人ずつのガイドがおりますので、日本語、英語、中国語の3か国語のガイドが常在していると思っていただければいいと思います。もし日本語のガイドが席を外していても英語のガイドはおりますので、英語でのご案内を受けることもできると思います。

一月は通訳ガイドはおりませんのでご注意ください。案内所には韓国人で英語や日本語ができる方もいらっしゃいますので簡単な案内は受けられると思います。

私の場合、ご同行は簡単に要所だけをご案内するのに1時間程、少しご説明をすれば1時間半程、写真を撮りながらじっくりご案内するのに2時間とご覧いただければいいのではないかと思います。できれば2時間程時間を取っていただけましたらいろいろご案内できて嬉しく思います。

平日は各言語のガイドが一人づつは勤務していますが、同行で席を外していることもありますのでご了承ください。

私は基本的に木曜、金曜がお休み(2019年2月現在)で案内所にはおりませんが、私がいない時は日本に留学されたことのある流暢な日本語を話される金先生がいらっしゃいますので安心してお越しください。金先生は柔らかい方なので遠くから来られる皆様の疲れを癒すのに十分な優しさで接してくださると思います。金先生と話すときっと温かくて皆さんほっとされると思いますよ。

河回村で最もお客様の多い季節は何といっても秋、そして桜の頃(4月中旬が例年の基準)の春です。村の春は、桜が散っても桃や紅梅、朝鮮レンギョウにボケなど、沢山の花が咲きます。7月には村の入り口の右側に植えられた白蓮華が咲き乱れます。2017年までは4月から10月の週末や公休日には様々な体験(書道体験、茶道体験(菊茶)、石臼、杵つき、韓国式アイロン、藁工芸、河の水汲甕などの体験)などが行われていましたが、2018年はこういったプログラムが実施されていません。2019年にはまた4月から週末や公休日のプログラムが始まるということです。これは年毎に変わりますので必要であればお問い合わせフォームからお問い合わせください。

<仮面劇>

さて、河回村といえば仮面劇ですが、村の入り口にある仮面劇伝授館(常設公演場)で2時から3時までの1時間、公演が行われます。観覧は無料です。2019年は1、2月は土・日のみ、3月~12月は月曜日を除き火・水・木・金・土・日に公演が行われます。また、月曜日が公休日の場合も公演が行われます。公演場では電光板にて各国言語で字幕が表示されています。円形のコロシアム形で、観覧客のほうが高めになっているオープンルーフの劇場です。構造上いつでも出入りできます。舞の行われるグラウンドの近くにお座りになると、もしかすると劇中に呼ばれて踊りを踊ることになるかもしれません。雨天には地下にある劇場での公演になりますので、もし、仮面劇を楽しみにしてきたのに雨が降ったという場合でも、がっかりされることはありませんよ。席はラフに座れるようになっています。時間に合わせて行くと公演場の入り口付近で座布団のようなものを配布していますが、もしかしたら下に何か敷くものがあるといいかもしれません。また、夏・冬季は暑さ寒さをしのぐために公演場の地下にある講堂で公演が行われます。

仮面舞の内容はこのブログに別に上げてありますのでご覧ください。

<ハフェマウル入場料>

村への入場料は2018年2月から5,000ウォンになりました。以前は3,000ウォンだったのですが、駐車料と世界仮面博物館の入場料を統合しての料金引き上げになりました。これは河回村の世界文化遺産の姉妹村である白川郷が600円程の入場料であることを考えると、さほど高価なほうではないようです。河回村では5,000ウォンの入場料を支払えばその他の料金は発生しません。

<芙蓉台>

2019年5月より芙蓉台のふもとに続く橋が渡され、19年の年末まではこの橋が利用できるとのことで、雨や強風でなければ自由に川の向こう側を往来できるようになりました。2019年9月の時点ではこの橋は臨時に設定されているもので、今後どのように運営もしくは撤去されるか分かりませんので、必要であればお問い合わせフォームからお問い合わせください。

以前は下のようにご案内していました。---

河回村観光のツボ、芙蓉台。芙蓉台に登ってこそ河回村観光をしめられる、という程価値のある光景なのですが、車で回るか、船に乗らないと行けないという環境で、芙蓉台に登れれば本当にラッキー!という現実です。渡し船は往復4,000ウォンで、あっという間に対岸に着きますが、その短い間に風流を楽しめるのではないでしょうか。64mの頂上に登れば河回村を一望でき、河に包まれた美しい村の姿をご堪能いただけます。船着き場から砂場をしばらく歩くと柳成龍公が文禄・慶長の乱当時の戦争の記録をしたためた玉淵精舎があり、更に歩を進めると花川書院に辿り着きます。花川書院では民泊とコーヒーショップを経営しています(私の韓国人の友人が建造物を借りて経営しています)。花川書院からは250m、450歩とのこと。芙蓉台の頂上から豊かに流れる河、その輝く水面、行き交う水鳥、ゆったりと行き来する渡し船、くつろぐ人々の姿を一目でご覧になれば、なぜ人々が芙蓉台を絶賛するのかをご理解いただけるのではないかと思います。

ところで、村の中から芙蓉台に行くには渡し船に乗らないと行けないのですが、村を出て徒歩で行かれたという方の話を聞くと1時間15分ほどで芙蓉台に到着したとのことです。時間体力のあられる方はこんな方法も。

<村までの交通>

**2018.3.24より46番バスは246番に変わりました**

村までの交通は246番のバスにお乗りいただくことになります。どこからお越しになるにしても、

安東市外バスターミナル→河回村

経由になると思います。市内のバス料金は1,300ウォンです。T-moneyカードを使用すれば乗り換えが無料になり100ウォンお安くなります。(2019.2現在)

地理的には、安東駅-市外バスターミナル-河回村とつながっています。村のほうから市外バスをご利用の際で方向が分からない場合は、安東駅方面を目指せば中間に市外バスターミナルがあるということになります。地球の歩き方には安東市外バスターミナルから1番か11番バスに乗って安東駅に行き、そこから246番に乗るようにと書いてあると聞いたのですが、その必要は全くなく、市外バスターミナルから直接246番バスに乗れば30分ほどでハフェマウルに到着します。市外バスはバスターミナルの中からのりますが、市内バスに乗るには市外バスターミナルの建物を一旦出て建物の外郭に位置する市内バスの停留所を探していただくことになります。

ターミナルご利用に関しては当ブログの「安東市外バスターミナル」の内容をご参考ください。

そして、韓国のバスは時間は日本ほど正確ではないのでお気を付けください!

2018.7.8より時刻表が変更されました。

河回(246番)-教保生命向かい側
安東駅→河回村市外バスターミナル河回村→安東駅屏山書院⇔河回村
06:2006:40位07:20 
07:3007:50位08:50 

 

08:5009:10位10:10村を9:30に出発、

屏山書院 を10:00に出発

10:0010:20位11:05 
11:0011:20位12:35村を11:40に出発、

屏山書院 を12:20 に出発

12:3012:50位13:40 
13:2013:40位14:40 
14:2014:40位15:50村を15:05に出発、

屏山書院を15:40 に出発

15:2015:40位16:30 
16:1016:30位17:15 
17:2017:40位18:20 
18:2018:40位19:10

安東駅からバスに乗れば10分~20分程度で市外バスターミナルに着き、そこからは30分ほどで村に到着すると思います。駅からは1時間弱程とご覧くださといいようです。

さて、村に着くとバスでアナウンスが3回流れます。最初は목석원木石園モクソゴンというジャンスン(木でできた電柱に顔が彫ってあるかのような、本来は村の入り口であることを示す目印)の林立している所で降りるように促します。そこでは食堂などで働いている人が下ります。次は村の管理事務所の前で流れます。そこでは管理事務所関連の方たちが下ります。そして3度目にチケット売り場付近で流れるアナウンスに従って下車すれば、スムーズにチケットを買い求めることができると思います。

チケット売り場のある建物にはロッカーがあり、結構大きな荷物も預けられるようになっています。でもこれも、人波が多いときは空きがあるか分からない部分はあります。また、農協銀行のキャッシュディスペンサーがあり、もしかしたらお役に立つことがあるかもしれません。

市内からの246番バスを降りた付近にハフェ市場があります。하회장터と書かれている看板が見えます。お食事やお土産物はこちらで解決できます。観光地ということだけあって、市内で求めるより少しお高くはなっています。お食事がまだなら、市場でお食事を済ませてシャトルバスにお乗りください。世界文化遺産に搭載されたハフェマウルでは基本的に火を使う食堂のような営業はできないことになっています。

お食事に関しては別項で扱っていますが、ハフェマウルでは一人での食事が何となく気が引ける部分があります。チムタㇰなど基本は大皿で4名程で頂くものですし、塩サバ定食も二人分から注文するようになっています。塩サバ定食が20,000ウォン台で表記されているのは一人分が半身なので二人分(一匹)より注文を受けるということです。お一人でどうしても塩サバが食べたい、という場合には15000ウォンほどで単品の고둥어구이コドゥンオクイをご注文になることになると思います。お一人で塩サバ定食を召し上がるには安東駅付近や安東バスターミナルなどの食堂で村よりもだいぶ安価に召し上がれますのでご参考ください。

ある方は昼食にチムタクを一人で注文して2万ウォンとのことで、残ったものを包んでもらって夕食に召し上がったとのことでした。韓国では残った食事を包んでお持ち帰りというのが割と一般的に行われてきましたので引け目を感じることなく包んでもらえばいいと思います。村の食堂には비빔밥ビビㇺパㇷ゚や국수ククス(温・冷素麺)を出すお店もありますので、お一人でも選ばなければそれなりにお食事はできるようです。

民宿は基本的に素泊まりで、食事は提供していないと思ってください。民泊によっては別途料金で食事を提供するところもあります。一食大体1万ウォン程と見積られたらよいのではないかと思います。(ただ、志山古宅は宿泊料の中に朝食代わりとして提供されるお餅が含まれていますし、佳景斎では5000ウォンの別途料金を支払うことで朝食代用としてお餅を出してくれます。)

お土産に関してはまた別項で述べようと思います。村でも安東焼酎や仮面劇の仮面などの簡単なお土産は手に入りますが量とか価格を追及したい場合は繁華街やバスターミナルのほうが有利です。バスターミナルにはコンビニがありますし、駅付近にはホームプラスという大型スーパーがありますので、ばらまき用のお土産などはそちらに任せるのがいいかも知れません。

もし列車をご利用になるのであれば、列車駅の近くが繁華街ですので何かと便利です。ホームプラスという、韓国では大型マートと呼ばれる地上3階と駐車場のある店舗があります。白い三角屋根が目印で、駅から西の方向に少し歩けばすぐに見つけられます。こういったショッピングセンターを利用してみるのも楽しいと思います(時間を十分にとる必要があるかもしれません)。3階にはフードコートがあり、ロッテリアや定食などがご利用いただけます。ホームプラスは2019年9月現在、朝10時から24時までで、月に2回、第2第4水曜日が休業日ですのでご注意ください

さて、村入るにはチケットを購入してそこから村の入り口までシャトルバスに乗ります。シャトルバスは無料で、村に入るときにチケットを見せて乗り込みます。1.2㎞の距離ですので、あっという間に村の入り口に到着します。そこにある建物が総合観光案内所です。お帰りの際にバスに乗るときはチケットも必要ありません。1日有効ですので、何往復でも村に入る方向に乗るときにチケットさえ見せればOKです。シャトルバスと市内バスの違いは、バスの全面上方にある表示パネルに246という数字があれば市内バス、それがなければシャトルバスです。お帰りの際に村の市場による必要がなければ、このバス乗り場から246番バスに乗れば市外バスターミナルや安東駅に向かいます。ですので、荷物を預ける必要があるときに、チケット売り場で荷物を預けるよりも、村の入り口にある案内所で預ける方が市内バスに直接乗れるというメリットがありますのでご参考ください。

こちらはシャトルバス。外見は市内バスと同じですが、全面上方に表示がありません。ちなみに、キャラクターは「オンマカトゥリ(お母さん雉)」といって、安東出身の児童作家の権正生先生の作品から作られたものです。安東のバスには4種類ほどがあり、このキャラクター、そして下に紹介したキャラクターのもの、そしてピンク系統のバス(最もポピュラーです)、そして白地にハフェマウルの写真や仮面劇フェスティバルの写真があるものです。

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ついでに安東自慢をいたしますと、一般的な市内バスに加えて、このキャラクターと並んで、子供たちの大好きなバスのキャラクター「コマバス タヨ(ちびバス タヨ)」という、言うならばトーマスの実物のような楽しいバスが走っています。このバスも時々村に入ってきます。

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こちらは観光案内所の向かいにある246番バス乗り場。付近にいるだけではバスが通り過ぎてしまう場合がありますので、バスが見えたら必ず乗るという意思を見せなければなりません(よそ見してたら通り過ぎてしまいます)。こちらからバスに乗れば30分ほどで市外バスターミナルに到着します。安東駅には40~50分ほどでしょうか。

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こちらがシャトルバスを降りたら見える観光案内所。日本語、英語、中国語のガイドが常駐しています。

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シャトルバスは10~15分間隔で運行されていて、4~9月の夏季は7時までバスが往来しています。それ以外の冬季は6時まで。この区間にはチケット売り場から村に向かう方向の右手のほうに田舎道があって、河を眺めながら歩くこともできます。村の自然を満喫したい体力のある方にはお勧めです。私は一度、夏の暑~い季節にこの田舎道を歩いて、気分がとてもよかった半面、村を観光しながらへとへとになってしまった思い出が…。でも春や秋にじっくり村をご覧になるなら、田舎道を行かれるのもいいかも知れませんね。

<タクシーのご利用>

村から移動手段としてタクシーを選択されることもあると思います。村から豊山(プンサン)にある韓牛の食堂などに行かれるには15,000ウォン程、市外バスターミナルまでは23,000~25,000ウォン程になると思います。

<屏山書院>

2018年夏にバスの時刻表が変わりました。屏山書院の運行時間も変更になりましたので、その間事実上難しかった屏山書院観光が可能になったように思います。

以前の案内文―――

屏山書院にご関心を寄せられる方も多くいらっしゃると思いますが、残念なお知らせです。書院は今、ユネスコ世界文化遺産に登録申請をしているところですが、本来の姿を修復するために駐車場が書院より離れた所に新設され、書院の近くまで車両が入れなくなりました。結果、バスを降りてから書院まで往復10分程かかることになってしまい、時間通りに到着しない韓国のバス事情から見ると事実上バスを利用しての観光はできない状況になってしまいました。

このことに関しては安東祝祭観光財団などに問題提起してはいるのですが、すぐに解決できない問題として残されています。どうしても塀山書院に、という場合は片道はバス、もう片道は徒歩という手段もあります。書院からは儒教文化道という散策路を通って1時間ほどで村に入ることができます。もしくはタクシーのご利用になると思います。何らかの解決策が講じられましたらこちらでご案内しようと思います。

その前の案内文(2018年に時間を訂正しました)―――

河回村から屏山書院への便は1日に3回あります。これは、村を9時30分に出発すれば9時40分ほどに屏山書院に到着し、下車して20分ほど観光したらそこに待っていたそのバスに10時00分に乗って河回村経由で市外バスターミナル、そして安東駅に向かう、ということです。この際、バス料金をまた支払うことになります。この時、村で下車することもできるし、そのまま安東駅まで向かうこともできます。屏山書院から河回村経由で市内に出る場合は、何かぎこちない感じがするかも知れませんがじっと座っていればいいということですね。一旦村を出て屏山書院に行ってからまた村に戻るという場合は、バスではアナウンスが流れますがチケット売り場を通過して総合案内所のバス停で降りられたらいいということですね。

2018年時刻表

河回村→屏山書院
9:30
11:40
15:05
屏山書院→河回村経由市外バスターミナル方面
10:00
12:20
15:40

このようなわけで、屏山書院の観光をご検討の方は、よく下調べをされることをお勧めします。屏山書院は現在河回村に並ぶべくユネスコの世界文化遺産に登録準備をしていますので、登録された暁にはもう少し勝手がよくなるのではないかと期待するところです。

<春秋シーズンのご注意!>

河回村は何といっても秋の紅葉の季節と春の花の頃。10月末から11月初頭あたりは村に入ろうとする車が何kmも駐車を待つほどの混雑になります。そして、旧暦8月15日の秋夕(チュソク)の頃は民族大移動の道路混雑ですので避けられるのがよいと思います。ゴールデンウィークも混雑が予想されますので、このような日に行動される場合は早朝や夕方の時間帯に動かれるようにするもの手段ではないかと思います。

何といっても一番混むのが秋夕前後の期間に行われる선유줄불놀이ソニュウチュルプルノリ舟遊縄花火の日です。この日は村から数km先まで駐車の列が並びますので、この日村に入られるご予定の方は早めに行動されることをお勧めします。年によって異なりますが午後3時頃にはもう交通がマヒする場合もありますのでバスも早めにご利用されるのが安心ではないかと思います。

<村の文化解説士の車両利用の同伴ガイドご案内(有料)>

村にお住いの文化解説士の方で、個人経営で屏山書院まで車で回るツアーを実施している方がいらっしゃいます。2019年3月現在、芙蓉台のみならお一人当たり2万ウォン、ハフェマウル周辺(芙蓉台、屏山書院など)なら6万ウォン、ハフェマウル付近+月映橋+鳳亭寺など、安東市内全域なら10万ウォンほどで、人数は1~8名ほどまでで受け付けています。季節や人数によって大幅に’変動がありますのでその都度「お問い合わせフォーム」からお問い合わせいただければと思います。

車両ガイドの柳ヨンイルさん;010-8588-9925